華日記 子育てと、趣味と、生活と。

子育て、趣味、生活、星野源について綴ります。

【不登校】学校に行かない選択肢の先には何が?~教育の機会の確保等に関する法律

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ご訪問いただきありがとうございます。
はなでございます。

そろそろ皆さん受験の季節ですね。
体調にくれぐれも気を付けてお互い頑張りましょう!

 

 

本田圭佑選手のツイートについて

拝読していますジンジャーエールさんのブログを読んでいると、不登校に関する記事をアップされておりました。

 その中で本田圭佑選手のツイートを紹介されておりました。

「隠れ不登校」の実態に関するYahoo!ニュースに対してのツイートでした。

隠れ不登校の実態

文部科学省は「不登校児童生徒」についてこう定義しています。

「不登校児童生徒」とは何らかの 心理的、情緒的、身体的あるいは社会的要因・背景により、登校しないあるいはしたくともできない状況にあるために年間 30日以上欠席した者のうち、病気や経済的な理由による者を 除いたもの。

しかし、保健室登校、別室登校、放課後登校をしている生徒は出席としてカウントされるため、年間30日以上欠席の不登校児童生徒に含まれません
その児童生徒を「隠れ不登校」と言います。

 

文科省は2018年10月25日、2017年度の不登校児童生徒数を発表しました。
不登校生徒数は14万4031人(前年度比1万348人増)。
統計開始以来、初めての14万人に達し過去最多を更新しました。
児童生徒数は年々減少しているにも限らず、ハイペースで増加しています。
そして、隠れ不登校の児童生徒数は、不登校生の数の約3倍に上ると言われています。

学校に行かないという選択肢が認知されつつある

以前は「学校から逃げる」とか「学校に行かない」なんて選択肢は無かったかもしれません。
でも、2016年に成立した「教育機会確保法」により、文科省は子供を無理に登校させることで却って状況を悪化させるという事を認め、学校復帰を大前提としていた従来の不登校対策を大きく転換しました。

そして、本田選手を初めたくさんの方がアナウンスしてくださるお陰で、無理に登校する必要はないと広く認知されつつあります。
ありがたいことです。

 

 

自力で居場所を見つけないといけないのが現状


ジンジャーエールさんはブログの中で、こう述べておられます。

学校に行くのが苦痛な子どもがいるのなら、
どうすれば苦痛でなくなるのか、
そのような学校を作るには何が必要なのかを考えるのは全ての大人の責任だと僕は考える。
(中略)
逃げてもいいよと教えるのも、逃げなくても大丈夫な居場所を作るのも、逃げたけど元の道に戻るにはどうすればいいのか、元の道には戻らなくても生きていける違う道の探し方とかそういうのを用意してあげるのが大人だ。

まさにおっしゃる通り。
ありがとうございます。
しかし、残念ながら現在の学校は、
逃げる為の非常口はようやく開放してくれたけど、非常口から逃げた後の避難場所は準備してくれませんし、教えてもくれません。
あそこから逃げても良いけど、あとはご自由にどうぞ!ということですね。

また、娘が不登校になり感じた事は、
不登校に対して一貫した対策が講じられていない
というこです。
それは国としても、県としても、市としても、学校単位でさえもです。

一貫した対策が無いので、担任が変わるたびにやり方が変わります。
ある先生は自家用車で家まで迎えに来て無理やり学校に連れて行ったり、
ある先生は娘の考えをとても尊重してくれ、
ある先生は全くの放置、
という感じで。

そして、私が住む兵庫県は県教委が不登校児童生徒が宿泊プログラムに参加できる専門施設を有しているにもかかわらず、県下の先生方がその存在さえよく知らないのです。
せっかくの素晴らしい施設がもったいない。 

なので、私は不登校に関して、学校に救いを求める事はしないようにしています。
対策が講じられていないからという理由もありますが、先生方が不登校の児童生徒にまで手が回らないるという事も理由のひとつです。
だから、学校に通わないという選択をした以上、自力で何とかするしか仕方がないのが現状です。

 

大手民間業者の参入に期待

N高校を運営している角川ドワンゴ。
N中学を開校するというニュースを以前記事でも取り上げました。

当初東京で30名の定員で開校する予定でしたが、問合せが定員の10倍も来たそうです。
結局2019年度から東京と大阪でそれぞれ定員150名の計300名でスタートすることになりました。

今までフリースクールやデモクラティックスクールなど、不登校生の居場所が小規模ながら存在していましたが、利用者はたったの3.3%。

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(引用元:クラスジャパンプロジェクト


10.2%は適応教室など行政が運営している施設を利用しているので、残り86.5%の不登校生は自宅でただ過ごしているのが現状です。

ゆえに、角川ドワンゴという大手が参入した事に、私は大きな期待を寄せているのです。どうかこれに追随して、学校以外の選択肢が増えて欲しいと願っています。

 

罪悪感にさいなまれている子供

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不登校の児童生徒は学校に行かなくてラッキーなんて全く考えていません
私の娘が不登校だからという理由で友人たちから甘えていると嫌がらせをされたように、普通に学校に通っている生徒から「ずるい」と思われる事もしばしばです。
それくらい、他の生徒も余裕のない生活を強いられているのかなとも思います。

ただ、不登校当事者の本人たちは常に罪悪感にさいなまれているのです。
(生徒や先生からいじめやパワハラを受けているなど、明確な理由で登校できない場合は除きます)

みんな普通に通ってるのに、なぜ自分だけ通えないのか。
通わないと行けないのは分かっているのに、なぜ自分は通えないのか。

そして、罪悪感でいっぱいの子供たちに「進路選択の幅」が狭くなる事実が更に追い打ちをかけます。
学校に行かない=内申点は最低になるということです。

現在高校受験をする際、都道府県や学校によって異なりますが、内申比率が半分くらいを占めるのは今も昔も変わっていません。
つまり、不登校になると受験の際はかなり不利になるのは避けられない現実です。

不登校になったからといって進路先がなくなるわけではありませんが、内申制度の為に進路選択の幅が狭まるのは、不登校中学生が抱える非常に大きな問題です。

子供が自分の力で何とかできる問題ではありません。
大人が何とかしてあげないと。


法律が動き出した

まだまだ議論の真っ最中で二転三転している 

教育機会確保法(義務教育の段階における普通教育に相当する教育の機会の確保等に関する法律)
ですが、文科省が以下のように通達しました。

▼以下文科省の通達 (平成30年10月1日)▼

不登校児童生徒が自宅においてIT等を活用した学習活動を行った場合の積極的な対応について

 つまり、

・民間業者が提供するIT教材を活用した学習
・パソコンで個別学習できるシステムを活用した学習
・教育支援センター作成のIT教材を活用した学習
・学校のプリントや通信教育を活用した学習
・ICT 機器を活用し、在籍校の授業を自宅に配信して行う学習(同時双方向型授
業配信やオンデマンド型授業配信)

「以上のような自宅学習なども成績に考慮しましょう」という通達なのです!
これマジで大きな進歩ですよ!


今のところ実際にこの制度を活用できている生徒は、全国の小学校で16人、中学校で142人とごくごくわずかな数ではありますが、評価に取り入れられるとなれば、どうしても滞りがちな勉強も、頑張ってやってみようかなという気持ちになるのではないでしょうか。


学校との交渉が必要になるかもしれませんが、何もできず手をこまねいている状態よりは、そしてあきらめの状態よりは、遥かに前向きに過ごせるんじゃないでしょうか。 
世の中が少しずつ動いているのは確かです。
がんばりましょ~(^^)/