(2019年2月7日更新)

ご訪問いただきありがとうございます。
はなでございます。
緊急事態発生です
リビングでお茶を飲んでいると、突然キッチンから
パーーーンッッッ
と乾いた音が。
どこぞのスナイパーやとキッチンに行ってみると、
え?何で??
愛用のグラスがーーーー!
意味わからん。
普通に割れたなんてもんじゃない。
バリバリで粉々でバラバラの木端微塵。
片付け大変やん。
がくーん。
天に召されたグラスは、私が長年愛用しているお気に入りのグラス、
DURALEXのプリズムというシリーズ。
▼元気な頃のお姿
デュラレックスざっくり説明
デュラレックスはフランス製。
耐熱温度差が130℃なので、熱いのも冷たいのも、食洗器だって電子レンジだって、何でも受け入れてくれる器の大きいグラス。
普通のガラス製品に比べて強度は2~3倍。
飽きの来ないおしゃれなデザインでカフェなどでもよく使用されています。
なのにお手頃価格。
最高でしょ?
以前はピカルディシリーズを使ってたのですが、100均によく似たグラスが出始めたので、プリズムにかえてみた。
すると何だかしっくり落ち着いて。
それからずっとプリズムを使っていたのです。
重ねていたのが悪かったのか?
でもヒビも入ってなかったし、落としたわけでもなく置いていただけで突然自爆しちゃう理由も分からず、ググってみると・・・
なんと爆発はデュラレックスあるあるらしい。
長年使っていたけど、知りませんでした。私。
原因は強化ガラスの種類にあった
強化ガラスには以下の様な種類があります。
強化の種類
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内 容
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家庭用品品質表示法上の名称
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口部物理強化
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物理強化により製品口部の表面に圧縮応力層を設け、口部の強度を増大したもの |
口部強化
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口部イオン強化
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イオン強化により製品口部の表面に圧縮応力層を設け、口部の強度を増大したもの |
口部強化
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全面物理強化
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物理強化により製品全面の表面に圧縮応力層を設け、製品の強度を増大したもの |
全面物理強化
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全面イオン強化
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イオン強化により製品全面の表面に圧縮応力層を設け、製品の強度を増大したもの |
全面イオン強化
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全面積層強化
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熱膨張係数の異なる2種類のガラスを三層に重ね合わせることにより製品全の表面に圧縮応力層を設け、製品の強度を増大したもの |
全面積層強化
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デュラレックスは全面物理強化ガラスにあたります。
強化ガラスは丈夫な素材を使っているのではなく、一般のガラスに圧力をかけて強度を増したものです。
中でも全面物理強化ガラスは、製品の表面全体に強化加工が施されています。
この圧力により、外側は耐久性が高くなりますが、内部は張りつめた状態になっています。
そして使用とともに、知らず知らずのうちに目に見えない傷が入り、その傷が内部の引張り応力層に達すると、張りつめている力が一気に開放、製品全体に及び、
パーーーンッッッ
と爆発的に破損し、破片が広範囲に飛び散るという結果になるっぽい。
強化ガラスは全体が細かい粒状に破砕されるので、ケガはしにくいそうなのですが。
恐ろしやー((((;゚Д゚))))
周りに人がいない時で本当良かった。
飲もうとして口につけた瞬間だったら最悪だった。
目に欠片が入るとかもありえるもんね。
グラスの取説なんて読まない
取説読んでないでしょ、アナタ!
とお叱りを受けるかもしれません。
でもね、キッチン用品などの取説は大体読みますが、グラスの取説なんて読んだことあるかーい。
きっと「破損の恐れがあります」とか書いてあるんだろね。
でもこんなの「破損」のレベルじゃないよ。
「いつか爆発します」て書いておいてくれないと。
この爆発事件は頻発しているようで、ググるとたくさん出てきます。
強化ガラス製食器の破損事故−強化ガラスの種類によっては破損時に激しく破片が飛ぶことも−(発表情報)_国民生活センター
ついでにコレールの食器は全面積層強化ガラス。
私はコレールは使ったことがないのですが、こちらも同じく破裂して鋭利な破片となって飛散するという危険な割れ方をするので注意が必要です。
以前学校給食で採用していた奈良県では重大事故が発生しています。
学校給食ニュース: 強化ガラス食器(コレール)事故に判決 製造者責任を認め、学校給食食器に不適と判断
【※追記】
この爆発はプリズム特有なのだろうかというブコメをいただいたので調べた所、ピカルディも同じく爆発したよという記事がたくさん見受けられるので、シリーズは関係なく、全面物理強化ガラスというのがポイントだと思われます。
そして驚くべきことに、
日本ではこの全面物理強化ガラス製の食器は、鍋蓋を除いて製造されていません。
理由はね・・・
爆発するから!
うそーん。
では(^^)/